一昨日、皇室典範改正案が衆議院を通過した。今回の皇室典範改正について、私は歓迎したいと思っている。
というのは、愛子天皇論に与した案になっていないからだ。
●愛子天皇論は秋篠宮様への謀反である
私は、愛子内親王様を次代の天皇にと唱える論が多いことを危惧してきた。なぜなら、すでに秋篠宮文仁親王様が皇嗣であられるからだ。皇嗣、皇太子、皇太弟が決まっているのに、それを変更しようと口にするのは、明確に謀反である。
私は、今年日本史探究を担当していていて、6月は平安時代を教えてきた。その平安時代の始まりとなる桓武天皇については、即位や後継について事件があった。
まず、即位についてだが、父親の光仁天皇の皇太子は他戸親王だった。しかし、生母の井上内親王が天皇を呪詛したという疑いがかけられ、それに連座し、皇太子の地位を追われ、山部親王(後の桓武天皇)が皇太子になった。
桓武天皇の皇太弟は、早良親王だった。しかし、藤原種継暗殺事件に関与していとして、皇太弟を外され、皇太子には安殿親王(後の平城天皇)が立てられた。
皇太子、皇太弟、皇嗣の変更には、そのお方かその身内が大逆の罪を犯したかまたは疑いがかけられるような大いなる罪が必要だということだ。秋篠宮文仁親王様はそのような罪を犯してはいない。それなのに、皇嗣の地位を奪おうというのは、謀反に他ならない。
●女性天皇容認でも、愛子様ではなく佳子様になる
秋篠宮様の後継についての議論は謀反にはならないが、秋篠宮様が即位をなさった時点で女性天皇を容認しようというのならば、それは愛子様ではなく、佳子様ということになる。
●臣籍降下した者が皇族に復帰した前例はある
また、旧皇族の方を養子にすることに異論を唱える声があり、旧皇族の方々の中にも皇族に復帰するのならば皇族としてり再教育が再教育が必要になると案じる意見が出ている。私は、それは問題にならないと思う。
皇族でなくなったものが皇族に復帰した前例があるからだ。
宇多天皇は、源の姓を与えられ、臣籍降下していた。それが、皇族に復帰した後、即位している。
また、天皇とか皇族という言葉もなかった時代で皇族でなくなっていたかどうかはわからないが、越の国にいた継体天皇が畿内に招かれ、即位した例もある。
皇族ではあったが、時の天皇の猶子や養子になり即位した例は、後花園天皇や光格天皇がある。
また、旧皇族の方からならば、崇光天皇からの皇統を継ぐ方ということになるので、明治天皇替玉説を唱える人にも納得できるだろう